常にマイノリティーであれ
株をやる際に必要な心構えを色々書いています。
次に考えるべきは「常にマイノリティーであれ」という事です。
これ、どういう事でしょうか。
マイノリティー、という事は少数派、という事です。
株はほとんどの人が上手くいっていない、という現実
さて、ここで問題です。
株式投資を行っている人達の中で実際にうまくいっている人の割合ってどの位でしょうか?
ここですぐに答えられなかったあなたはもう一度このサイトのトップページの記事を読み直してください。
答えは10〜20%です。
という事は80〜90%の人が上手くいってない、という事です。
そうです、株というのはほとんどの人が損をしているものなのです。
これを読んだあなたはどう思いますか?
「ああ、俺には株は向いていないなあ。まだ今は今から株を始めよう、と思っている訳だからやっぱりやめておこうかなあ」と考えますか?
それとも
「じゃあその10〜20%になるにはどうすべきか」と考えますか?
もし前者の考え方をされる方はその考え方でOKです。
まだ株式投資を始めていない今のうちに株をやるのはやめた方がいいです。
そうすれば今お手持ちの資金がなくなる事はありません。
ただ株式投資以外の事をやろうと思ってもおそらくあまりうまくいかないと思います。
なぜならおそらくどんな手段であれ今より収入を上げたい、という事はそのこと自体が既に「所得階層の上の方に行きたい」と思ってる事だからです。
所得階層の上の方に行きたいと思っている、という事は所得階層の上10〜20%に入る必要があるからです。
上の方というのはやはり普通に考えて上位10〜20%ですよね。
ですからもし「私は株に向かないかも」と思った理由がこのページの上記理由が原因ならおそらくあなたは株以外の手段を模索してもおそらくうまくいかないでしょう。
逆に後者の考え方をする人、その考え方もOKです。
ただそういう人はやはり10%から20%の世界に入っていこうとするので考え方は覚えておきましょう。
繰り返します。株式投資では殆どの人=大勢の人が上手くいっていません。
という事は少数派=マイノリティにならないといけないですね。
他人の逆を考える思考を身に付けよう。
アメリカのウォール街にはこんな言葉があるそうです。
「Buy when others sell; Sell when others buy.」
訳すると「他人が売るときに買え。他人が買う時に売れ。」という意味です。
日本では昔から
「人の行く裏に道あり花の山」
という格言がありますね。
これ、両方とも考え方は一緒です。
大勢と同じ考え方をすれば確かに安心です。周囲を見渡して「みんなやっている」と思えば自分も同じ事をやる、そうすれば危険は少ない。一見そう思いがちです。
でも、だからこそ上手くいかない、これが株の世界です。
このサイトの中のこのコーナー「メンタルを考えよう」に取り上げられている考え方は全て「逆を考える」という思考に基づいています。
「リスク管理こそ一番の仕事」…資産を増やす為に株式投資を行うのに損失を限定する事から組み立てる。
「小さく、細かく、長く、徐々に大きく」…とにかく最初は小さい金額で始める。
「予測しすぎるな、対応せよ」…株式投資を行う上で大事と思われているものが世間と異なる。
こういう考え方を身に付け、かつしっかり実行できることが既にマイノリティーの考え方になっている、という事ですね。
何度も繰り返します。
株はほとんどの人がうまくいかないものです。
80〜90年代のバブル経済、21世紀に入ってからのITバブル、アベノミクス…。
そういった局面で一時的に利益を出すことが出来たとしてもその後のバブル崩壊、リーマンショック等で一気に資産を失います。
だからこそ、常に他人の逆を考える思考を身に付けましょう。
その事が10〜20%へ入る近道となります。