様々な局面で注文方法を使いこなそう
成行、指値、逆指値と3つの注文方法をまとめて見てきました。
これら3つの注文を局面に応じての使い分けが必要です。
この3つをどう使い分けるのかを状況に応じて見ていきましょう。
ここも買いと売りの場合で分けて考えていきます。
買いの局面
まず買いの局面です。
あなたがどういった局面で買いたいか、によって注文方法が変わってきます。
1.今が底値だと判断した場合…指値
この場合、「今が一番安い局面で今後株価は上がっていく」という判断ですので指値注文で買えばOKです。
2.このポイントより高くなれば株価はもっと高くなる、と判断した場合…逆指値
ある一定のポイントを超えた場合値段が上がってくる、じゃあ株価がそこに達した時点で買おう、そこに達しなかったら買わないでおこう、というのがこの注文です。
売りの局面
次に売りの局面を見てみましょう
1.目標としている値段で売りたい…指値
株価が買値から順調に上昇していき利益が出ています。
目標値段を決めてそこで売りたい、という場合は指値注文を使います。
目標とするところに指値注文すればOKですね。
上記例の場合は「1,000円で指値」です。
2.目標としている値段で売りたいが、とりあえず今ある含み益がある程度まで少なくなったら売って利益確定したい…逆指値
500円で買えた株が今800円になってます。
1,000円目標で1,000円になったら売って今の含み益を確定させたい。
じゃあ800円の値段が下がってきたらどうしますか。
せっかく利益が出ているのでこのまま下がり続けたら嫌なんで750円を割り込んだら250円の利益は確保したい、という場合です。
この場合は逆指値注文を使います。
今800円ですのでそのまま1,000円を目指したいが750円を割り込んだら利益確定したい、という設定をします。
750円を割り込む、という事は750円の1ティック下の749円になったら利益確定、という事になります。
つまり『「株価が749円以下なら」売り』という逆指値注文をすればOKですね。
そうすると株価が749円にならない限り売り注文が執行されることなく1,000円を目指しながら749円以下になれば利益確定が出来る、という事になりますね。
3.買ってしばらくすると含み損の状態になってしまった。ある程度損が大きくなったらロスカットしたい。
500円で買った株が上がらず買値である500円を割り込みました。含み損の状態です。
480円を割り込んだらロスカットしたい、という場合です。この場合も上記同様逆指値注文を使います。
480円を割り込む、という事は480円の1ティック下の479円になったらロスカット、という事になります。
つまり『「株価が479円以下なら」「成行で」売り』という逆指値注文をすればOKですね。
さて注文方法、長々とやってきましたがいかがでしたでしょうか?
これがしっかり出来ないと株式投資自体が出来ませんのでしっかり覚えましょう。
では次はいよいよどんな株に投資をするのか、という選別の方法であるテクニカル分析へと入っていきます。
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