ルールを確立しよう。
メンタル面について順番に見てきました。
こういう話をすると「結局精神論かい」という人がいます。
でも株おやじは「精神論があって、そこから具体的ノウハウ論に入る」ものだと思います。
僕の身の回りで株をやっていてうまくいかない人ってやはりノウハウ云々よりもメンタルに問題のある人が多かったです。
というかメンタル=根本的な考え方に問題が無ければおそらく何やってもある程度うまくいくんですけどね。
でもやはり人というのは弱いものです。
株おやじも同様でやはり株をやっていると目先の感情、欲に支配されがちです。
そういった目先の感情、欲に支配されない為に必要なのは、ルールを確立してしまおう、という事です。
株というのは非常に自由な世界です。
手持ち資金の範囲内でしたらどの株を買っても売っても誰にも何も言われることはありません。
自らの判断で好きな銘柄を好きなだけ買い、自分の好きなタイミングでその株を売れます。
でもその反面、自由だからこそ何でも出来てしまうが故にその場の自分のテンションや雰囲気に流されてしまいがちです。
「カリスマブロガーの記事に銘柄が掲載されていた」
「雑誌で証券アナリストの人がお勧め銘柄で出ていた」
「本の特集でいい銘柄の中にピックアップされていた」
という理由だけでファンダメンタルやテクニカル分析等をせずに買ってしまったり、実際買った銘柄に対して値段が下がって含み損がどんどん大きくなってきた場合でも
「おそらく反発する」
「企業業績がいいので長期保有に切り替える」
とかいう理由でロスカットが出来ずに含み損を拡大させ、身動きが出来なくなってしまう方が多々みえます。
ですのでまず自分なりのルールを確立させましょう。
・どういう局面で買うのか。
・実際に買ったものがどういう局面になったら売るのか。
・1つの銘柄に対していくらまでなら損していいのか。
・いくら損したらロスカットするのか。
そういったルールを確立させましょう。
ではルールを確立するにはどうしたらいいか。
株おやじ的には「やり始めの時期は『大きく負けない事』を念頭に置いて小さな売買を繰り返していく事」をお勧めします。
株をやり続ける上で最もしてはいけない事は何でしたでしょうか?
それは「投資資金を失う事」です。(この辺りは「ロスカットを徹底しよう」に述べてあります。)
ですので
@まずは資金を大きく減らさない事を最優先に考え
A小さな売買を繰り返し
B資金の出し入れの方法を学び
Cその中で自分なりのルールを見つけていく。
このやり方が一番いいやり方だと思います。
株おやじはこうやって勉強して来ました。
誰しも初めから上手くいく訳ではありません。
だからこそ最初のうちはルールつくりと割り切って小さな売買を繰り返していき、自分自身の習熟度やルールの確立が進むにつれて少しづつ売買単位を大きくしていけばいいと思います。
ルールを遵守するへ続く