注文方法を使い分けようC〜売り注文A
前回の記事では売り注文を見ましたが利益確定についてでした。
利益確定、というのは気分的にも楽ですしワクワクします。
今回はロスカットです。あまり気持ちのいい状態ではないですが、ここの注文方法がある意味株式投資の成功の可否を決定付けます。
しっかり覚えてください。
株はロスカットが一番大事である
株おやじ的には株式投資で一番大事な事は何か、と聞かれると「ロスカット」と即答します。
それ程ロスカットというのは株式投資で大事です。(「押さえるべき大原則」欄のロスカットを徹底する、を参照してください。)
ロスカットで大事な事は「確実にロスカットする」という事です。
どういう事か。
もしあなたが株を持っていない状態で株を買おうとした時に株を買えなかった場合はあっさり諦めてください。(ここは注文方法を使い分けようA〜買い注文@、を参照してください。)
機会損失にはなるかもしれませんが、買えなかった場合、資金が減る事はありません。
東証に上場している銘柄は実に3500銘柄位あります。
もし自分が狙っていた株が買えなくてもまた他の銘柄を探せばいいです。
つまり「買い注文=今から仕掛ける注文、というのは必ずしも行わなくても良い注文」という事になります。
ただ自分が持っている株を売ろうとした場合、その銘柄が含み損の状態の場合、それをロスカットする場合、確実にロスカットしなければなりません。
これを確実に、しかも小幅に行う事で資金の大幅な減少を防ぎ、次の投資に備えた金額を温存できます。
ですので「売り注文=持っているものを仕切る注文、というのは必ず行わなければならない注文」という事になります。
特にその銘柄が含み損を抱えており、自分の想定ロスカット金額を超えた場合は「何が何でも売らないといけない」状態になります。
ロスカット注文は成行で行え
では「何が何でも確実に売る」場合はどんな注文方法がいいのでしょうか?
そう、成行注文なんです。(この辺りは成行注文の特徴をご覧下さい。)
ですのでロスカット注文はかならず「成行」、「○○円以下なら成行」という逆指値の成行注文を使いましょう。
株式投資を行う、という事はある程度のリスクを許容しなければなりません。(これは株に限らず投資全般に言える事ですが。)
株を買った場合誰でも必ず抱えるリスクである時価変動リスクに備え、自分の保有している株の含み損が自分の損失許容額を超えた場合、必ず「成行で」ロスカットして下さい。
その行為こそが自分の資産を守ります。
資産が守られればまた次に良い銘柄があった時にその銘柄を仕掛ける事が出来ます。
ロスカット注文は成行
これ、鉄則ですよ。
注文方法を色々見てきました。
ではトータルでまとめてみていきましょう。
注文方法のまとめへ続く