ファンダメンタルを使う時の心構えA
ファンダメンタルを使う時の心構えを順番にみています。
大事な事は「自分がどう思うか」ではなく「多くの人がどう思うかを考える」という事です。
ファンダメンタル、というのは様々な要素があり、追いかけだすとキリがありません。
例えばその会社の事を知ろうと思えば、その会社のみでなく、その会社の業界内での地位やスタンス等を知らねばなりません。
という事はその業界の事も勉強する必要があります。
業界の事を勉強するとなると業界だけでなく業界以外の事も知る必要が出てきます。
例えばその業界が製造業ですと仕入れ先の業界動向、機械を動かす原料の価格動向やその原料を輸入しているのならその輸入国の通貨と円の為替の関係。
為替云々が絡むと今度は国際情勢の見通しも考えかねればなりません。
そうなると本当に覚える事無限大です。
(この辺りも株おやじがファンダメンタルは株式投資初心者、というか個人投資家には無理、と判断するゆえんです。)
ニュースではなく数字を追え
という訳でファンダメンタル、というのは追いかけ始めるときりがないので、追いかける場所を限定しましょう。
どうするか。
「ニュースではなく数字を追え」
という事です。
新聞やテレビ、インターネット等で様々なニュースが流れます。
すると「おっ、こんなニュースが出たからこの株ひょっとして」と思うのをやめましょう、という事。
署名人や経済評論家が情報番組で様々なコメントをだします。
それらの発言で銘柄探しの材料にしたり、自分の持っている銘柄を売るかどうかの判断材料にするのはやめましょう、という事。
結局ニュースに限らず言葉というものは伝える人の方法や意図によってどれだけでも内容が変化します。
そういうニュースでファンダメンタル分析の材料にするのはやめましょう。
ではどうするか。
ニューズではなく、ファンダメンタルに関するいくつかの数字を理解し、それらのみを判断材料としましょう。
そのいくつかの数字を理解し、他の要因について考えるのはやめましょう。
ファンダメンタルというのは追いかけだすときりがないので。
最後はテクニカル分析を通せ
そしてこれが一番大事な事です。
最後はテクニカル分析を通せ、という事です。
ファンダメンタル分析を完璧にやろうと思うと株式投資初心者、個人投資家にはとても難しく、無理だと思います。
であればそこを完璧にやるのは諦めて、いくつかの基本的な数字を覚えるのの留めておき、あとはテクニカル分析のみで銘柄を探していく。
イメージとしてはファンダメンタル分析で銘柄を抽出しておき、それらに対してテクニカル分析で買い場を探る、こんな感じでしょうか。
何度もいいますがテクニカル>ファンダメンタルです。
人の解釈によって受け止め方が変わるニュース等を判断材料にするのは極力避け、客観的な数字を基に「人気投票で上位になりそうなもの」をピックアップする。
そうしてピックアップした銘柄の中で最後はテクニカル分析で投資銘柄を決める、そういうイメージです。
それではファンダメンタルに使う数字を見ていきましょう。
時価総額を知ろうへ続く